夢のような 現実と 。

いつか来る、さよならを




こんな世界を続け続けることを選んでくれてありがとう。



そんな風に言い続けて何年が経ったのかな。


わたしが好きになった23歳だった頃の彼と、今年でわたしは同い年になりました。不思議だね、そんな嬉しい年だったはずなのに。こんな奇跡みたいなことが当たり前だと思ってた。ずっとずっと、おじいちゃんになってもなんだかんだ言いながら彼は続けてるんだと思ってた。だって、もうここが自分の居場所だと、もうここで生きていくんだと、自分勝手だけど、あなたはそう思ってると思ってたから。



ねえ、すばるくん

すばるくんが大嫌いなこの世界をこんなに長い間続けてくれたこと。自分だけの世界が、自分たちの世界にいつの間にか変わってくれたこと。あんなに尖ってたのにまあるく笑うようになったこと。ありがとう、と伝えてくれるようになったこと。いつだって前を見据えて、真っ直ぐ自分の生きる道を生きていてくれること。照れたり、大きく口を開けて笑ったり、驚いたり、ちょっとオーバーにリアクションしたり、表情が豊かになったこと。

あの頃の歌い方が、ちょっとずつ戻ってきたこと。


いつだってすばるくんは自分に真っ直ぐで、そんなすばるくんが大好きで、変わってしまった今でもずっとずっとわたしの確かなところにはあなたがいて。


本当はもっともっと自分のやりたいことがあったはずだよね。本当はもっともっと前から、悩んで考えて、答えが出てたはずだよね。



「何度考えても、自分の意思が変わる事はありませんでした」



わたしの知っているすばるくんはずっとそうやって生きてきた人だったから、その考えが出た時からこうなる事は決まっていたんだろうなって思ったよ。だけどやっぱり、大好きで大切なメンバーのことを考えたら揺れたんだろうなあ。だけどあなたは自分に真っ直ぐだから。歌が、あなたの生きる意味なんだろうなあ。



「今までのこと、これからの事、全て含めて、これからは自分自身で色んな歌を歌い続けて生きていきます」



ねえ、すばるくん

すばるくんがいなくなることを発表してから色んなことが最後で、これですばるくんはいなくなるんだって、いなくならないでよって何度も何度も思って、何度も何度も願って、何度も何度も泣きたくなったよ。eighterの名付け親のあなたが、もうeighterって呼ばなくなる世界。だけどあなたが、歌を歌い続けて生きていくって言ったから。ここにいたら、やりたいことが叶わなかったの?って思うけど、きっと叶わなかったんだろうなあ。


最後まですばるくんは、わたしのはじめてを奪っていくんだね。


はじめて好きになって、はじめて担当になって、はじめてコンサートに行って、はじめて担当を名乗ることをやめて



はじめて、わたしが好きな人がこの事務所を卒業する。



すばるくん、すばるくんを好きになって沢山沢山悲しくて苦しくて涙を流したことがあったよ。でもね、すばるくんを好きになって沢山沢山、それ以上に嬉しくて楽しくてしあわせで涙を流したことがあったんだよ。



泣かないね、強くなったね、もう迷わないね。



「もう一切、もう一切、振り返らずに歩み続けたい」



「行くべき道はそう、君の踏み出した先にある」




思い描いていた夢の場所は、もうここにはないんだね。




前だけを見て、真っ直ぐ進んで行くすばるくんの未来にたくさんの幸せがありますように。これから先の道が、あなたが大切な歌で沢山溢れていますように。きっと絶対に後悔して、だけどこの道が間違いじゃなかったんだと証明してくれるんでしょう?最後まで、あなたはずっと強い人でした。




すばるくん、2回目のさようならだね。




21年という長い間、たくさんのあなたの声を、たくさんの幸せを、たくさんの思い出をありがとう。





卒業、おめでとうございます。









なんて、心の底から思える日がいつの日か訪れますように。




「虚しさはいつも当たり前のような顔して胸の奥にしまったものに触る 間違いじゃない ただ夢中で走ってた 大切なモノひとつ選んで」


「キミだけが足りない 世界で ボクは生きてる」